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大松の劇的サヨナラ弾で東京ヤクルトが勝利!広島は4連敗…

ヤクルト―広島  12回、代打でサヨナラ本塁打を放った大松(左端)を迎えるヤクルトナイン=神宮【写真提供:共同通信社】


 引き分け寸前の延長12回裏に大松が代打サヨナラ本塁打。東京ヤクルトが3対2で広島東洋を下した。
 東京ヤクルトがブキャナン、広島東洋は野村、ともに今季2勝1敗で防御率2点台の右腕同士の先発で始まった一戦。先制したのは広島東洋。2回表に2死走者なしからエルドレッドがセンターへ今季7号のソロ本塁打を放って1点リード。4回裏に東京ヤクルトが大引の2塁打から山田、雄平の連続タイムリーで2点を奪って逆転に成功したが、8回表に広島東洋が2死2塁から菊池のタイムリー2塁打で同点。ブキャナンが10奪三振で7回2/3を5安打2失点、対する野村も7回5安打2失点(自責1)の好投で降板した中、試合は2対2のまま延長戦に突入した。

 延長戦では両チームの救援陣が踏ん張り、12回裏へ。広島東洋が6番手として中田をマウンドに送ると、東京ヤクルトは「代打・大松」をコール。昨年5月にアキレス腱を断裂して千葉ロッテを戦力外となり、今年2月の入団テストを経て東京ヤクルトに加入した男が、カウント2-1からの3球目のスライダーを捉えてライトスタンドへ劇的なサヨナラ本塁打。自身3年ぶり、移籍1号となるアーチでチームを勝利に導き、お立ち台では「感無量です。本当にうれしいです」と大松。東京ヤクルトは連敗を4でストップ。対する広島東洋は今季2度目の4連敗を喫した。