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プロ野球

【今日のMVP】梅津晃大、6回4安打1失点でプロ初登板初先発初勝利!堂々の計7奪三振!<8月12日>

中日―阪神18  プロ初登板で勝利を挙げ、ウイニングボールを手にポーズをとる中日・梅津=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


■梅津晃大(中日)
○5−1 vs阪神(ナゴヤドーム)
投球成績/6回 被安打4 奪三振7 失点1

 中日のドラフト2位ルーキー・梅津晃大が12日の阪神戦でプロ初登板初先発に挑み、6回4安打1失点の好投でプロ初勝利を飾った。

 待望の1軍初マウンドに「すごい緊張していた」と梅津。先頭の近本光司にいきなりの四球。盗塁阻止で1死となったが、2番・糸原健斗、3番・福留孝介に連打を許して先制点を許す立ち上がり。だが、その裏に味方打線が2点を奪って逆転に成功すると、2回からは「バッターに向かっていくことを一番に考えていた」とアクセルを踏み、2回、3回で4者連続を含む計5奪三振。4回以降も2塁を踏ませることなく、6回まで86球を投げて4安打1四球1失点。威力十分のストレートと鋭いスライダーで計7奪三振をマークした。
 
 試合後のお立ち台も、もちろん初めて。本拠地ファンの大歓声を受けて「すごい暖かいなと思います」と笑み。「すごい緊張していたんですけど、守備の方、先輩方に助けられて気持ちを乗せてもらった。精一杯投げようと思いました」と試合を振り返ると、記念すべきウイニングボールは「自分で取っておきます」と初々しい表情を見せた。

 昨秋のドラフト会議で2位指名され、即戦力の期待を受けてプロ入り。1月の合同自主トレ期間中に右肩を故障して出遅れたが、2軍戦で計9試合に登板して3勝、防御率2.05と結果を残して1軍に昇格した。想定よりもデビューの時期は遅れたが、「今まで力になれなかった分、もっともっと頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」とキッパリ。今後の登板にも大きな期待を抱かせる、堂々たるピッチングだった。