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プロ野球

阪神9点差大逆転劇で首位浮上!

 阪神―広島 7回阪神2死一、二塁、勝ち越しの2点三塁打を放ち、一塁に向かう梅野=甲子園【写真提供:共同通信社】


 5回表終了時に9点のビハインドを背負った阪神が、終盤の猛攻で逆転勝利。12対9で広島東洋を下した。

 阪神は先発に抜擢されたルーキーの福永が10安打を浴び4回6失点。さらに2番手の松田も3点を失い、5回表終了時で9点差をつけられた。それでも5回に梅野の適時打で1点を返すと、6回には鳥谷の適時内野安打や満塁からの走者一掃となる高山の適時3塁打などで一挙に7得点。打者11人の猛攻で1点差に迫った。流れをつかむと7回、1死1、2塁から鳥谷の内野ゴロを広島のセカンド・西川が弾く間に2走・江越がホームを狙う。長いリプレー検証の結果、判定はアウトとなったが、2死1、2塁から糸原がライト前に同点の適時打を放つ。さらに続く梅野が右中間へ2点適時3塁打を放ち勝ち越しに成功。ついに9点差を跳ね返しリードを奪うと、マテオ、ドリスのリレーで広島東洋の反撃を許さず、大逆転勝利で首位に浮上した。

 広島東洋は初回、無死一塁から安倍が適時2塁打を放ち先制に成功。さらに4番・鈴木の犠牲フライで1点を加えると2回には丸が右中間スタンドへ2点本塁打。試合の主導権を握ると前半だけで14安打を放つ猛攻で5回までに9得点。しかし5回まで2安打1失点と好投していた先発・岡田が6回に4四死球を与えるなど突如崩れ、リリーフ陣も相手に傾いた流れを止められない。2イニングで10点を失うと、打線も後半は2安打に抑えられ前日以上に手痛い逆転負けを喫してしまった。