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プロ野球

則本快投!東北楽天がGW首位攻防第2ラウンドを制す!

楽天―オリックス  オリックスに勝利し、喜ぶ楽天ナイン=Koboパーク宮城【写真提供:共同通信社】


 首位・東北楽天が4対2で2位・オリックスに逃げ切り勝ちを収めた。
 オリックスの先勝で迎えたゴールデンウィークの首位攻防第2ラウンド。東北楽天の先発は則本。「敗戦した西武との試合以外、調子は悪くないです」とインタビューに答えた通り、立ち上がりから上々の投球内容を見せる。2回表、前日の試合で連続本塁打を放っているT-岡田、中島に対して慎重になり過ぎたのか、四球と安打でピンチを招いたが、後続を連続三振に仕留めると、その他は危なげないピッチングを見せて8回終了時点で無失点、計12奪三振とオリックス打線を封じ込めた。

 一方のオリックス先発・松葉も決して内容は悪くなかった。2回裏に、四球と2塁打で1死2、3塁のピンチを招くが、岡島の内野ゴロの間の1失点のみ。6回裏の失点もまた打ち込まれたわけではない。むしろ失策の間に2塁へ気迫のヘッドスライディングを見せたウィーラーと、この好機に「自分が流れを変えようと思っていた」と適時打を放った銀次のほうを褒めるべきだろう。悔やまれるとすれば、7回裏に結果として決勝点となった茂木の2ランだった。

 迎えた9回表、ここまで無失点の則本が先頭の小谷野にヒットを許すと、続くT-岡田に2試合連続となる意地の9号2ランを打たれ、2点差となったところで降板。惜しくも完封勝利を逃した則本は、「個人としては少し悔しい勝利」「(次回以降は)8回までのピッチングを続けていきたい」と苦笑いも、最後は守護神・松井裕が締めてゲーム差を再び2に広げた。