日本ハム―ロッテ 　完封で２勝目を挙げ、捕手大野とタッチを交わす日本ハム・高梨＝札幌ドーム【写真提供:共同通信社】

　北海道日本ハムが11対0で千葉ロッテに完勝した。
　5月に入っての初の試合。4月をまさかの最下位と低迷した北海道日本ハムは、2回2死2．3塁から中島が先制タイムリー、さらに2死満塁から淺間のタイムリーで3点を先制すると、続く3回には昨季の本塁打王・レアードの今季6号ソロで加点。その後も攻撃の手を緩めることなく、4回に近藤のタイムリー、6回にはレアードのタイムリー2塁打に田中賢の1号3ランなどで一挙6点を奪った。

　投げては昨季の新人王右腕・高梨が立ち上がりから千葉ロッテ打線を寄せ付けずにゼロ行進。唯一と言えた4回2死1、2塁のピンチを凌ぐと、終盤3イニングは9人でピシャリ。打線が今季最多の11安打で今季初の2ケタ得点となる11点を挙げると、高梨が9回3安打3四死球6奪三振での今季初完封で2勝目を挙げた。

　敗れた千葉ロッテは、52年ぶりにチーム打率1割台で4月を終えた打線が、5月に入ったこの日も3安打と沈黙。先発の西野が4回途中5失点で降板すると、2番手の藤岡も2回1/3を投げて6失点。為す術なく敗れた。