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プロ野球

28年ぶり快挙!菅野が3戦連続完封!

巨人―DeNA  3試合連続で完封勝利を挙げ、ポーズをとる巨人・菅野=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 読売巨人が5対0で横浜DeNAに勝利。エース・菅野が、斎藤雅樹以来となる3試合連続の完封勝利を飾った。
 今季3勝0敗、防御率1.76の菅野と同2勝0敗、防御率1.17のルーキー・濱口。ともに今季負けなしという好調同士の投げ合いとなった。試合が動いたのは1回、読売巨人の3番・坂本が「積極的にいって、初球を仕留められた」と語ったように、濱口の低めのストレートをセンターバックスクリーンに運び先制する。主導権を握った読売巨人は、4回にラッキーな2本の内野安打で1死1、3塁のチャンスを作ると、7番・石川のサードへの内野安打で追加点。5回には5番・マギーが2死満塁から2点タイムリーを放ち、さらに7回には代打・亀井の犠牲フライで1点を奪い、リードを5点に広げた。

巨人大エースの系譜を継ぐ男・菅野智之

 先発の菅野は、2回と4回に得点圏にランナーを進めるピンチを迎えるも、落ち着いた投球で得点を与えず。6回以降は、ギアを一段階上げ、ストレート中心の投球で横浜DeNA打線をノーヒットに抑え、見事なシャットアウト勝利を手繰り寄せた。セ・リーグでは斎藤雅樹以来、28年ぶりの快挙達成に菅野は「目標にしている大投手の1人なので、そういうピッチャーに並べて光栄に思っています」と笑み。エースの快投に高橋監督も「こちらからしたら言うことないですね」と頬を緩めた。

 敗れた横浜DeNAは、先発の濱口が6回を投げ8奪三振も、9安打4失点と流れを作れず。打線は2度のチャンスを逸すると、6回以降は菅野の前にパーフェクトに抑え込まれた。