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プロ野球

金子が無傷の5連勝!首位攻防戦を制す!

楽天―オリックス  9回途中まで1失点で5勝目を挙げたオリックス・金子=Koboパーク宮城【写真提供;共同通信社】


 首位攻防戦として迎えた東北楽天とオリックスの4回戦は、オリックスが4対1で制し、ゲーム差を1に縮めた。
 先制したのは2回表のオリックス。今シーズン3戦全勝、防御率1.47と好調の辛島から、T-岡田と中島が2者連続のソロ本塁打を放ち2点を奪うと、2死1塁から伊藤の平凡な右飛をペゲーロが見失い、ラッキーな適時3塁打となり3対0とした。

 オリックスの先発は金子千尋。こちらも今シーズン5回登板して4勝0敗、防御率1.70の好成績を維持している右腕は、この日も序盤から安定した投球を続けた。7回裏に銀次の2塁打と今江の安打で1死1、3塁のピンチを招くも、失点は犠飛による1点のみ。9回裏に無死から2者連続の四球を出したところで降板したが、8回0/3を投げて1失点、5安打4四球と、完投寸前と言える好投を見せた。

 対する東北楽天は、先発の辛島が3回以降は立て直して7回を投げ切り、6安打1死球で失点は2回表の3点のみ、「今日は初回から(ボールが)抜けていました」としながらも3点差のまま終盤に望みを繋いだ。7回裏に1点を返した東北楽天は、8回表に福山、9回表に森原が登板するが、この森原の制球が定まらず武田に適時打を許して再び3点差。9回裏には無死1、2塁の好機を迎えるが、代わった守護神・平野に後続を3人で切られて追撃は及ばなかった。