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投打かみ合った中央大! 中盤の集中打で逆転し、救援陣がリード守り切る!【東都大学野球】

亜細亜大vs中央大3回戦

亜細亜大 110000000=2
中央大 01001501X=8

【亜】高橋(遥)、●中村(稔)、嘉陽―頓宮
【中】柳川、○喜多川、鍬原―保坂

本塁打:中央大・堀内《8回ソロ》

勝ち越し適時打を放つ飯嶌(中央大)


2点ビハインドの2回、連打と犠打で1死二、三塁と一打同点のチャンスを作ると、土谷恵介内野手(4年・前橋育英)のタイムリーで1点を返す。5回は2死無走者から2者が連続四球を選ぶと、堀内寛人外野手(指名打者で出場/3年・県岐阜商)がタイムリーを放ち同点に。

亜細亜大投手が中村(稔)に交代した6回、連打で無死一、二塁のチャンスを作ると、飯嶌幹太外野手(4年・宇治山田商)のタイムリーで勝ち越しに成功。さらに犠打野選で満塁と好機を広げ、五十幡亮汰外野手(1年・佐野日大)のタイムリー、2つの押し出し四球など、この回打者11人の攻撃で5点を追加した。

投げては2回途中より、1回戦から無安打救援を続けている喜多川省吾(3年・前橋育英)が登板。この日も7回までを無失点で投げ切り、味方打線の反撃を呼ぶ好投。8回からは前日に先発し、121球を投げている鍬原拓也投手(4年・北陸)が登板し、大量リードに守られながら相手打線に得点を許さず。

中央大は開幕カードこそ勝ち点を落としたものの、2カード連続で勝ち点を挙げた。

亜細亜大は初回、1死から伊藤優希外野手(3年・駒大苫小牧)がセーフティバントで出塁し、次打者の打席間に暴投で一気に三塁を陥れる。そして1死三塁から北村拓己内野手(4年・星稜)のショートゴロの間に伊藤がホームを駆け抜けて先制。さらに2回にも1点を追加するなど序盤は優位に進めたが、中央大の継投の前にホームが遠かった。

これで亜細亜大は2週連続で勝ち点を落としてしまった。

連日の登板で勝利を掴んだ鍬原(中央大)


◎中央大・清水達也監督

「(勝ち点が取れて)よかったです。先に点を取られてもずるずる行かず、逆転できるようになってきました。喜多川が要所要所を抑えてくれて大きい働きでした。勝ち点は取れましたが、もう少し落ち着いて戦えたら。ここが区切りなので次のカードまで期間が短いですが、(相手の)國學院さんも調子がいいので、うまく調整していきたいです」

◎中央大・鍬原拓也投手(4年・北陸)

「勝っていれば登板はあると言われていたので準備はしていました。(前日121球の影響で)体の張りがあって不安でしたが、投げてみたら意外と投げられました。喜多川がよく投げてくれましたし、打線も打ってくれて点差があったので楽になれました。今のところ全チームから白星を取ることができているので、最低でもあと2勝できるようにしたいです」

文・写真:山田沙希子