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中田今季1号V弾!北海道日本ハムが連敗を10で止める!

ソフトバンク―日本ハム  10回、日本ハム・中田が勝ち越しの3ランを放ち、大喜びで迎える栗山監督(中央)=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 延長戦の末、北海道日本ハムが5対4で福岡ソフトバンクを下して連敗を10で止めた。
 いきなり試合が動いた前日とは対照的に、スコアボードには次々と「0」が刻まれていった。福岡ソフトバンクの先発・バンデンハークが6回までノーヒットのピッチングを見せれば、北海道日本ハムの先発・加藤はランナーを出しながらも要所をきっちりと締めて得点を許さなかった。

 試合が動いたのは終盤の7回表だ。先頭の中田が左中間への2塁打を放つと、続くレアードが2試合連続となる先制の2ラン。これで北海道日本ハムの連敗がようやく止まるのかと思われたが、福岡ソフトバンクも意地を見せた。8回裏、2番手の宮西から今宮が粘った末に四球を選ぶと、続く柳田がレフトへ起死回生の2ランを放ち、試合は再び振り出しに戻った。

 それでも「連敗を止めたい」という北海道日本ハムの気持ちが劇的な一発を生んだ。延長10回表、2死1、2塁から4番の中田翔が今季1号となるレフトへの3ラン。その裏、増井が2点を失って一打同点の場面を作るも最後は内川を打ち取って試合終了。この試合の前まで10連敗を喫していた北海道日本ハムが、4月13日以来の白星を手にして、長い長いトンネルをようやく抜けた。

 福岡ソフトバンクとしては、1番に座る中村の打撃が下降線をたどっていることが気になるところだが、28日から1軍合流が決定している川﨑が、きっとこの日の敗戦ムードを振り払ってくれることだろう。