BASEBALL GATE

大学野球

14得点の日本大が快勝! 松田の3ランで打線に勢いつける!【東都大学野球】

日本大vs専修大1回戦

日本大 400201160=14
専修大 000100000=1
【日】〇山本(龍)、高田―西田(賢)
【専】●勝田、金城、前田、堀田、高橋(礼)―大橋(将)
本塁打:日本大・松田《1回3ラン》

初回、3ランを放った松田(日本大)


 前週、國學院大に3戦までもつれながら、計18失点と嫌な形で勝ち点を落とした日本大。「気持ちの前向きな選手を起用しようと思いました。間が空かず2週連続での試合なので、後ろ向きでない選手で打開できるかと」と仲村恒一監督が話したように、西田賢太捕手(2年・日大鶴ヶ丘)など出場選手を前週と替えて臨んだ。

 初回、2死一、二塁から土谷勇輔内野手(3年・報徳学園)のタイムリーで先制すると、続く松田進吾外野手(指名打者で出場/3年・札幌日大)がバックスクリーンに飛び込む3ランを放ち、専修大先発・勝田翔紀投手(3年・大社)の立ち上がりを攻め込む。4回には1死二、三塁から田中達朗外野手(2年・日大三)の2点タイムリー三塁打で加点。8-1で迎えた8回にはヒットと死球で無死満塁と絶好のチャンスを作ると、土谷と田中(達)のこの日2本目のタイムリーなどで一挙6点を挙げて試合を決定づけた。日本大は9回以外毎回ランナーを出し、20安打14得点と快勝した。

 先発した山本龍之介投手(2年・札幌日大)はほぼ毎回ランナーを背負いながらも味方のエラーによる1失点のみと踏ん張り、2番手の高田航生投手(3年・大垣日大)も味方の好守に助けられながら得点を許さなかった。

 一方の専修大は5回、2死無走者からヒットなどで満塁とチャンスを広げたが無得点。7安打を放つも1点と繋がりを欠き、登板した5投手が全て失点を喫するなど崩れてしまった。

4安打4打点と活躍を見せた田中達(日本大)


◎日本大・松田進吾外野手(3年・札幌日大)
「(ホームランについて)勝田はそんなに状態がよくなさそうで、変化球でカウントが苦しくなっていたので真っ直ぐを狙っていました。ホームランはたまたまですがその後の3打席が微妙でした。長打を打てる打者が一人でもいれば打線に厚みが出るので、自分がそうなればいいと思う。自分は打つしかないのでしっかりしたいですし、無駄な打席を作らないようにしたいです」

文・写真:山田沙希子