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田中誠が打者27人斬りの1安打完封!立大が勝ち点獲得 ハイライト動画【4/17 東京六大学野球 第二週 3回戦 法大VS立大】

☆法政大vs立教大3回戦
法政大 000 000 000=0
立教大 110 000 00×=3
【法】●熊谷、長谷川-鎌倉
【立】○田中誠—藤野

 延長12回引き分けの後、立大が1勝を挙げて迎えた3回戦。立大が左腕・田中誠也(2年・大阪桐蔭)、法大が熊谷拓也(4年・平塚学園)と、1回戦と同じ両先発の投げ合いで試合が始まった。
 1回表、2死から四球を出しながらもけん制アウトで上々のスタートを切った立大・田中誠に対し、法大・熊谷は1番・寺山寛人(3年・神戸国際大附)にいきなりヒットを許す苦しい立ち上がり。立大はそこから1死1、2塁のチャンスを作ると、4番・笠松悠哉(4年・大阪桐蔭)のレフト前タイムリーで1点を先制。続く2回には「2番・セカンド」でスタメン起用された峯本匠(3年・大阪桐蔭)のリーグ戦初打点となるタイムリーで2点のリードを奪った。
 2日前の登板では2ランを被弾するなど5回5安打4失点だった立大・田中誠は、「(前回は)不甲斐ないピッチングだった。今日は開き直って投げた。初回から飛ばしました」と、2回以降も切れ味鋭いストレートと変化球を低めに集め、緩急を使いながらテンポの良いピッチングを披露。唯一、4回に斎藤卓拓(3年・大宮西)にヒットを許したが、次打者を併殺打に仕留めて“3人斬り”を継続。「みんなが(田中)誠也のいいテンポに合わせて守ることができた」(笠松)とバックも好守で盛り立て、終わって見れば9回を打者27人、1安打1四球6奪三振の完封劇。2年生左腕の快投で、立大が2勝目を挙げて勝ち点を獲得した。
 敗れた法大は、前週の早大戦に続いて初勝利ならず。先発の熊谷が3回途中7安打2失点で降板した後、2番手の長谷川裕也(4年・聖望学園)が5回2/3を1安打無失点に抑える好投を見せたが、打線が最後まで沈黙を続けた。