BASEBALL GATE

プロ野球

広島東洋が破竹の10連勝!土壇場の9回に一挙7得点猛攻で読売巨人を粉砕!

9回広島無死二、三塁、丸が右前に勝ち越し2点打を放つ=東京ドーム【写真提供:共同通信社】

 

広島東洋が11対5で読売巨人に勝利し、引き分けを挟んで連勝を10に伸ばした。
 先発は読売巨人が移籍後の初勝利を目指す吉川光、広島東洋は今季から先発復帰の大瀬良。その中で2試合連続2ケタ安打中の広島東洋打線が初回から爆発し、1死1、2塁のチャンスを作ると、4番・新井から鈴木、エルドレッド、小窪と4者連続タイムリーが生まれ一挙に4点を奪う。

 しかし読売巨人もすぐさま反撃し、1回裏2死1塁で4番・阿部がタイムリー2塁打、5番・マギーが今季1号2ラン。さらに3回裏にはマギー、5回裏には阿部がいずれも2死からタイムリーを放ち勝ち越しに成功。先発・吉川光が2回途中でマウンドを降りた後、2番手・高木勇が7回まで相手打線をノーヒットに抑える快投を見せた。

 読売巨人は8回・マシソン、9回・カミネロと勝利の方程式で逃げ切りを狙う。しかし広島東洋は9回表、この回先頭の代打・松山が初球をライトスタンドへ放り込み同点に追いつくと、無死2、3塁で3番・丸のタイムリーで2点を奪って逆転に成功。さらに、安部のタイムリー、石原の3ランも飛び出し、この回だけで7得点。勝ち越しタイムリーを放った丸は「新井さんにつなごうという気持ちが、いい結果につながりました」と笑みを浮かべた。

 一方、4連敗で3位転落となった読売巨人。この3連戦で29失点と投手陣が総崩れ。今季1軍初登板の高木勇の好投がせめてもの救いだった。