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岩隈久志の勝ち星が寸前で消滅…マリナーズは九回に7失点でサヨナラ負け


シアトル・マリナーズの岩隈久志が4月9日、ロサンゼルス・エンゼルス戦に先発登板して6回を投げ1失点に抑えた。だが、チームは九回裏に7点を失い9-10でサヨナラ負け。岩隈に勝ち負けはつかなかった。

前回に続き好投を見せる岩隈。二回に変化球が甘く入ったボールを、アンドレルトン・シモンズにスタンドまで運ばれてしまうが、失点はこの1点のみ。三回以降はエンゼルス打線を1安打に抑えた。

6回を投げ被安打2、1失点、奪三振2、与四死球3で降板した岩隈。チームも八回が終わった時点で9-3とリードしており、今シーズン初白星は間違いないと思われた。ところが九回裏、ケイシー・フィーンが先頭のアルバート・プホルスに一発を浴びると、その後もエンゼルス打線の勢いを止められない。

ノーアウト満塁になったところでマリナーズは抑えのエドウィン・ディアスを登板させる。ディアスはダニー・エスピノーサを二ゴロに打ち取り1アウト。しかし、この間に三塁ランナーが生還する。続くマーティン・マルドナードは三振に切って2アウトまでこぎ着けたが、ユネル・エスコバルには2点タイムリー二塁打。

動揺するディアスはストライクが入らない。暴投でエスコバルを三塁に進めさせ、連続四球で満塁。プホルスには内角の球で詰まらせたが一二塁間を抜かれ同点の2点タイムリー。クリフ・ペニントンには右翼手の頭を越えるサヨナラタイムリーを打たれた。

ファンからは衝撃の敗戦に、「この負けは何の言い訳もできないぞ」「マリナーズは呪われてるのか」「またESPNでネタにされるな」「岩隈は好投してカノも素晴らしい活躍を見せた。だがブルペンで台無しになった」「岩隈は素晴らしい1日を過ごし、ブルペンが試合をぶん投げた。過去40年間繰り返し続けてきたことだ」など厳しい声が寄せられている。

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