オリックス―日本ハム 　日本ハム戦に先発し、５安打完封で今季初勝利を挙げたオリックス・西＝京セラドーム【写真提供:共同通信社】

　オリックスが2対0で北海道日本ハムに勝利。接戦を制して連勝を5に伸ばした。
　オリックス・西、北海道日本ハム・メンドーサの両先発投手が立ち上がりから緊迫した投手戦を展開。均衡が敗れたのは5回裏。オリックスが2死から若月がしぶとく四球を選ぶと、続く好調の駿太がヒットで続いた。このチャンスに昨日に続いてスタメン1番に起用された宮崎がセンターの前に渋く運んで先制点をもぎとった。

　オリックスの先発・西は、初回に2安打を許したものの、2回以降は丁寧なピッチングで2回から6回までは四死球を出したのみで無安打に封じ込んだ。8回を終わって球数は130球を超えていたが、「8回、9回は西が行くといったので」と指揮官の信頼に応える形で、9回を154球の熱投で相手打線を5安打のみでシャットアウト。勝ったオリックスは、2015年7月以来の5連勝で、貯金を2とした。

　敗れた北海道日本ハムは、先発のメンドーサは7安打ながら7回途中2失点も、打線が5安打のみで2年ぶりの5連敗。前日の試合で負傷退場時、左足太ももの肉離れと診断されて長期離脱が決まった大谷に続き、この日は中田、レアードという主砲コンビがともに5回の守備から負傷交代。開幕から厳しい戦いを強いられている。