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プロ野球

原口が劇的弾!阪神が5対4で東京ヤクルトにサヨナラ勝ち!

阪神―ヤクルト  11回阪神無死、左越えにサヨナラ本塁打を放ち喜ぶ原口=京セラドーム【写真提供:共同通信社】

 1勝1敗で迎えた阪神対東京ヤクルトの3回戦は、5対4で阪神が勝利しカード勝ち越しを決めた。

 阪神は開幕投手を務めたメッセンジャー、東京ヤクルトは今季初登板となる館山が先発マウンドに上がった一戦で、いきなり阪神が猛攻を見せた。阪神は初回、髙山、上本の連打で無死1、2塁とすると糸井がライト前に適時打を放ち1点を先制。「1番、2番が連打でチャンスメイクしてくれたので、『絶対先制する』という強い気持ちで打ち返すことができてよかったです」さらに福留の四球で満塁とし、原口、鳥谷の連続適時打などで加点。一挙4点を奪い試合の主導権を握った。

 東京ヤクルトはオープン戦で防御率0.71と好投していた館山が立ち上がりにつかまると、その後も芯で捉えられる当たりが目立ち3回、57球で早々と降板。しかし打線は2回に谷内の適時2塁打で1点を返し、6回に大引の適時打でメッセンジャーを降板に追い込むと、なおも2死1、2塁から山田の2点適時2塁打で試合を振り出しに戻す。

 終盤は互いのリリーフ陣が踏ん張り4-4のまま試合は延長戦へ。そして迎えた延長11回裏、阪神はこの回先頭の原口がストレートを捉えると「まっすぐに振り負けないよう、強い打球を打とうと思ってました」という打球はレフトスタンドへ一直線。人生初というサヨナラホームランで4時間を超える熱戦に終止符を打った。