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連夜の延長戦!広島東洋が5対3で中日を下して4連勝!

中日―広島  中日に勝利し、決勝犠飛の新井(右)とタッチする広島の緒方監督=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】

 2試合連続で延長に突入したカード3戦目は広島東洋が5対3で中日に勝利。このカードを2勝1分とし、開幕から2カード連続の勝ち越しとなる4連勝を飾った。

 先発は今季初登板の大瀬良に対し、バルデスが中4日で今季2度目のマウンドに。先手を奪ったのは広島東洋。4回表、先頭打者・田中のチーム初安打をきっかけに2死1、2塁の好機をつくると、鈴木がレフト線へはじき返すタイムリーで2点を先制。続くエルドレッドも2者連続となるタイムリーで加点した。

 大瀬良は序盤から走者を背負い、2回から5回まで毎回得点圏に走者を進めながら要所を凌ぐ粘りの投球。最大の窮地となった6回には2本の単打と四球で無死満塁とするも、遠藤を見逃し三振に仕留め、続く藤井は二塁手・菊池の好守に助けられ併殺打で切り抜けた。終始、広島東洋のペースで進んだ中で誤算だったのは守護神・中崎。2点リードで9回表のマウンドに上がると、2本のタイムリーを浴びて同点に追いつかれた。それでも打線が11回表に1死満塁のチャンスをつくり、四番・新井が「みんながつないでくれた打席ですし、なんとかしたいと思った」と決勝点となる犠牲フライを放ち主砲の仕事を果たした。さらにフィルダースチョイスが絡んで奪った2点のリードは、ブレイシアが11回裏を無失点で締めくくり来日初セーブ。10回裏を3者凡退の好リリーフで勝利を呼び込んだ薮田が今季初勝利を挙げた。

 一方、敗れた中日は引き分けを1つ挟み、37年ぶりとなる開幕5連敗。7回裏に大島の1号ソロが飛び出し、土壇場の9回裏にはゲレーロとビシエドのタイムリーで同点に。しかし、序盤に好機を演出した中には、犠打の失敗や拙い走塁などの記録に表れないミスが重なりホームは遠く感じてしまった。