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頓宮裕真の連日の活躍で亜細亜大がサヨナラ勝ち。専修大から連勝奪う【東都大学野球】

連勝勝ち点に貢献した頓宮裕真(亜細亜大)

専修大  100011011=5
亜細亜大 003020001x=6
【専】前田、金城、堀田—伊勢、大橋(将)
【亜】嘉陽、中村(稔)、山城—頓宮
本塁打:亜細亜大・頓宮(3回)、専修大・和田(6回)

 前日の1回戦も攻守で活躍した頓宮裕真捕手(3年・岡山理科大附)が、この日も要所で4番の仕事を果たし、亜細亜大が連勝スタートを切った。

 亜細亜大は初回に頓宮の悪送球でピンチを広げ、専修大に先制点を許してしまうが、3回裏に北村拓己内野手(4年・星稜)のタイムリーで同点に追いつく。なおも、1死一、三塁の場面で打席には頓宮。初球にスクイズを外され、三塁走者が挟殺されてしまったものの、「なんとかしようという気持ちでした」と、3球目を思いきり振り抜くと、打球はレフトスタンドに飛び込み、勝ち越しの2ラン本塁打となった。
 それでも専修大は、調子の上がりきらない嘉陽宗一郎投手(4年・松山聖陵)と中村稔弥投手(3年・清峰)ら亜細亜大投手陣からコツコツと得点を積み重ね、9回表には代打・火ノ浦明正外野手(2年・れいめい)のタイムリー二塁打で同点に追いついた。
 しかし、9回裏に頓宮が2死二塁から左中間を破るサヨナラ打を放ち、接戦に蹴りをつけた。
 これで亜細亜大は2連勝となったが、「継投ミスをしてしまいました」と調子が上がりきっていない投手陣に生田勉監督は渋い表情を見せた。

◎亜細亜大・頓宮裕真捕手(3年・岡山理科大附)
「リーグ戦は2戦目が大事だと思っていたので、そこで4番の仕事ができました。打球が抜けた瞬間は嬉しかったです。(新ユニフォームの宇宙をイメージしたデザインについて)監督から特に意味を説明されたわけではないですが、宇宙は誰もが行けるところではないので、それは日本一を狙うことも一緒だと捉えています。1年目から経験を積ませてもらっているので、今年は勝負の年だと思っています」

文・写真:高木遊