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独走で25年ぶりVの広島、田中の1位指名公表も…リアルな補強ポイントは?


22日からの日本シリーズを前に、ドラフト会議が20日に行われる。独走で25年ぶりのリーグ制覇を果たした広島だが、決して弱点がないわけではない。来季を見据え、補強ポイントはどこになるだろうか。

■黒田が今季限りでの引退を表明、即戦力の先発投手が最優先?

 22日からの日本シリーズを前に、ドラフト会議が20日に行われる。

 独走で25年ぶりのリーグ制覇を果たした広島だが、決して弱点がないわけではない。来季を見据え、補強ポイントはどこになるだろうか。

(1)先発投手

 2年連続で2桁勝利をあげた黒田が、今季限りでの現役引退を表明。15勝のジョンソン、16勝で最多勝に輝いた野村に続く3番手には、ルーキーの岡田や、今季5勝の福井、今季の前半はローテーションの一角を務めた左腕の戸田らの名前が挙がる。大瀬良や、九里らも虎視たんたんと先発の座を狙うが、決して層が厚いとは言えない陣容。即戦力の先発投手がまず最優先の補強ポイントだ。

(2)内野手

 優勝に大きく貢献した新井も来季は40歳。今季のような活躍ができるかは未知数だ。菊池、田中の二遊間は盤石。バックアップも安部が台頭し、西川も大化けする可能性はある。三塁はルナが怪我で、来季以降の去就が微妙。現時点では安部が最有力だが、ここに食い込んでくる選手が出てきてほしいところだ。

■田中正義を獲得なら、黒田の穴を埋められる?

(3)捕手

 正捕手の石原もすでに37歳。2番手の會澤は打てる捕手だけに、守備面での成長に期待したいところだが、まだ投手陣からの全面的な信頼を得るまでには至っていない。磯村はまだまだ経験不足だ。

 すでに1位は創価大・田中正義の指名を公表。競合は必至の状況だが、獲得できれば黒田の穴は埋められそうだ。外れた際には、菊池の後輩に当たる中京学院大の遊撃手・吉川尚輝や、地元出身の東京ガスの投手・山岡泰輔らが候補に挙がってくることになりそうだ。

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