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攻守の要・頓宮裕真が決勝打で亜細亜大が先勝!ドラフト候補投手対決制す【東都大学野球】

亜細亜大 000010400=5
専修大  001000000=1
【亜】高橋(遥)、山城—頓宮
【専】高橋(礼)、谷村、勝田、金城—伊勢、深見、大橋(将)

 亜細亜大が「4番・捕手」と攻守の要である頓宮裕真捕手(3年・岡山理科大附)の活躍で、開幕戦をモノした。
 亜細亜大が左腕・高橋遥人投手(4年・常葉橘)、専修大が右腕・高橋礼投手(4年・専大松戸)とドラフト候補投手同士の対戦となった第2試合。3回に専修大が3番・寺澤圭祐内野手(2年・検見川)の犠牲フライで先制するが、5回に亜細亜大が頓宮の内野ゴロの間に三塁走者・近森雄太外野手が好スタートを切り、同点に追いついた。
 その後は投手戦となっていくかと思われたが、7回に高橋礼の2四死球から亜細亜大が一死一、二塁のチャンスを作ると、頓宮のセンター前安打と木村駿斗内野手(4年・享栄)がそれぞれタイムリーを放つなどで4点を追加し、これが決勝点となった。
 このリードを先発の高橋遥人と山城大智投手(3年・沖縄尚学)で10安打を打たれながらも1点で凌いで、亜細亜大が先勝した。これで亜細亜大は対専修大5連勝。昨年から相性の良い相手に対し、幸先の良いスタートとなった。

◎亜細亜大・生田勉監督
「高橋遥人は、投球内容はどうあれ勝てたのは良かったです。専修の高橋礼くんは試合前半に打てないと思っていたので、後半にチャンスをモノにできて良かったです」

◎亜細亜大大・頓宮裕真捕手(3年・岡山理科大附)
「開幕スタメンだった1年時は、春秋ともに負けていたので勝てて良かったです。4番はオープン戦終盤の早稲田大戦からです。左手をしっかり使うことと、ヒザを落とさずバットのヘッドを立てるようにして打つことを心がけています。(7回の決勝打は)4番としてチームを勝たせたい一心でした」

文・写真:高木遊