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投手の故障問題に迫ったノンフィクション本『豪腕 使い捨てされる15億ドルの商品』発売


ハーパーコリンズ・ジャパンは、ノンフィクション単行本『豪腕 使い捨てされる15億ドルの商品』を発売した。

『豪腕 使い捨てされる15億ドルの商品』は、投手の投げすぎ問題やトミー・ジョン手術といった球界全体の問題を多面的に活写したスポーツ・ノンフィクションだ。甲子園の投げすぎ問題に警鐘を鳴らした記者のジェフ・パッサンがアメリカ人投手を密着取材。日本の事例も取り上げながら球界全体の問題に迫る。

MLBの年棒総額は15億ドルに上ると言われているが、天井知らずの金額が動く一方で契約期間中に故障する投手は増加。毎年、投手の50%が故障者リストに載り、大リーグ所属投手の25%がトミー・ジョン手術(腱移植による靱帯再生術)を受けている。こうした投手の故障問題に関する書籍は、米国では多数あるが日本では初めての書籍となる。

同書では、1章分の分量で日本のダルビッシュ有や荒木大輔の事例を紹介。発売にあたり、荒木自身が「何が正しいかではなく、事実として知ってほしい」とコメントを寄せている。価格1,800円(税抜)。

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