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プロ野球

鵜久森35年ぶり代打満塁弾!延長戦の末に東京ヤクルトが劇的サヨナラ勝ち!

10回、代打サヨナラ満塁本塁打を放ち、ナインに祝福されるヤクルト・鵜久森(91)=神宮【写真提供:共同通信社】

 延長戦に突入した神宮での開幕第3戦は、東京ヤクルトが劇的な逆転満塁弾で、8対4で横浜DeNAにサヨナラ勝ちを収めた。
初回に1点を先制された東京ヤクルトは、直後にバレンティンのタイムリーなどで2点。逆転を許した直後の3回裏には、3番・山田が1死2塁からバックスクリーンへ今季1号の逆転2ラン。5回に追い付かれたが、6回5安打4失点(自責2)のオーレンドルフの後、ルーキ、石山が好投して試合は延長戦に突入。10回表は4番手・秋吉が3人で打ち取った。
そして4対4のまま迎えた10回裏、畠山のヒット、中村の死球、西浦の四球で1死満塁の絶好機を迎えると、ここで代打を告げられた鵜久森が、「やったろうという気持ちしかなかったです」と、代わったばかりの横浜DeNAの6番手・須田の初球を捉えてレフトスタンドへ。代打満塁サヨナラ本塁打はプロ野球16本目。チームとしては、1982年4月6日の広島東洋戦で岩下が放って以来、35年ぶり2本目となる劇的弾となった。
敗れた横浜DeNAは、初回にロペスのタイムリーで先制したが、プロ初登板初先発となったルーキー・濱口が5回6安打4失点(自責2)と踏ん張れず。6回以降、砂田、パットン、三上は無失点リレーを見せたが、延長戦に入って登板した田中、そして須田がわずか1球でゲームセット。4年ぶりの開幕カード勝ち越しはならなかった。