7回無失点の好投の好投を見せた中田=ヤフオク！ドーム【写真提供:共同通信社】

ヤフオクドームでの開幕第2戦は、福岡ソフトバンクが4対1で千葉ロッテに勝利。開幕連勝スタートを切った。
　福岡ソフトバンクは初回に1番・今宮の内野安打からチャンスを作って4番・内川のセンター前タイムリーで1点を先制。4回にも内川の今季チーム初長打となる2塁打をきっかけに無死満塁とすると、松田のショートゴロを中村が2塁へ送球エラー。その間に2点を追加すると、6回にも西野の暴投で1点をもらって4点差とした。
　先発の中田は終始制球に苦しんだが、相手打線の拙攻にも助けられて7回124球、被安打3、無失点で今季1勝目。試合後の工藤監督は、中田について「いつものようなピッチングだね。それでも7回までいけばリリーフをつぎ込んで、つぎ込んでとしなくて済む」と粘りの投球を称えた。また、サファテが連日のセーブで通算セーブを177とし、クルーンがもつ外国人投手の通算セーブ記録に並んだ。
　　一方の千葉ロッテは、攻守に渡って自滅した感が強い。打線は中田の荒れ球に的を絞れず、ボール球に手を出して凡打の山を築いた。ようやく9回に1死満塁から犠牲フライで1点を奪ったものの、最後まで打線としてのつながりを欠いた。守りでもエラーや暴投がそのまま失点に結びつくなど、オープン戦首位の勢いが見られない形で開幕2連敗スタートとなった。