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プロ野球

【今日のMVP】内川聖一、不振の男が「奇跡が起こった」涙混じりの歓喜の決勝ソロ弾!<4月22日>  

 

ソフトB―オリックス4  7回、勝ち越しソロを放ち、ベンチに向かってガッツポーズするソフトバンク・内川=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


■内川聖一(福岡ソフトバンク)
○3−1 vsオリックス(東京ドーム)
打撃成績/一邪飛 中飛 左本① 中飛

 福岡ソフトバンクの内川聖一が22日のオリックス戦で決勝の2号ソロ。お立ち台で「奇跡が起こった」と感極まった一発でチームを勝利に導いた。

 1対1の同点で迎えた7回裏だった。先頭で打席に入ると、代わったばかりの吉田一将の1ボールからの2球目、141キロのストレートを捉えてレフトスタンド中段へ。「打席に入る前に奇跡でも起こってくんねえかなと思っていたら、打った瞬間に本当に奇跡が起こった」。投手戦が展開された中、6回まで3安打、自身も2打席凡退の後に生まれた勝ち越しの一発を「奇跡」と振り返るとともに、「打てない時もファンの皆さんがたくさん声援を送ってくれて、やっと一つ恩返しができたなと思いますし、ベンチの選手が飛び出して喜んでくれたので嬉しかった」。笑顔を見せながらも、その目には熱い涙がこみ上げてきた。

 通算2000安打も達成したプロ19年目の36歳。移籍後自己最低の打率.242に終わった昨季からの奮起を誓ってオープン戦では打率.385をマークしたが、シーズン開幕後は不振にあえいで前日まで打率.229。史上58人目の通算3000塁打を達成しても「もっとヒットを打たなきゃいけない打席があった」と反省の弁。この日も「若い選手の活躍を頼もしいなと思う反面、自分がどんどん弱くなっていく気がして」と胸中を明かしたが、それでも5試合連続安打と状態は確実に上向きつつある。

 お立ち台で「良かったです」と声を震わせるベテランに、タカガールデーのイベントでピンク色に染まった東京ドームのファンからは温かい声援。「嬉しいですし、なかなか数字が出ない中で謝ってばっかりでしたので、やっと一つチームに貢献できた。この時間が一生続けばと思っています」と内川。不振からの脱出を宣言する、涙混じりの歓喜の決勝弾だった。

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