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侍ジャパン

19増井 浩俊(北海道日本ハム) 日の丸を背負う選ばれし戦士たち

写真提供=Getty Images

 王者・日本ハムの誇る快速リリーバー。昨季はシーズン途中から先発に転向して2ケタ勝利をマーク。先発&第2先発&中継ぎ&抑え、いかなる役割でも全力を尽くす。

静岡高から駒澤大へと進み、東芝へ入社。遅咲きながらも着実に力を付けると、社会人3年目の2009年に評価を高めて社会人代表にも選出。同年秋のドラフト会議で日本ハムから5位指名を受けてプロ入りすると、2年目の2011年にはセットアッパーとして56試合に登板して防御率1.84の好成績を残して一気に飛躍。翌2012年にはリーグ最多の73試合に登板して5勝5敗45ホールド7セーブ、防御率2.76で最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。

2014年には抑え役を任されて23セーブをマーク。2015年には守護神に君臨し、シーズン56試合に登板して39セーブ&防御率1.50の出色の働きを見せた。そして昨季は開幕当初は従来通りの抑え役を務めたが、不振に陥ったために先発に配置転換。すると先発8試合で5勝を挙げる活躍を見せ、11.5ゲーム差を覆す歴史的逆転優勝の立役者の一人となった。

武器は150キロを超える伸びのあるストレート。落差のあるフォークにスライダー、カーブも操る。2015年のプレミア12以降、侍ジャパンのメンバーにも名を連ね、小久保監督の信頼も厚い。WBCでも多くの出番を得るはずだ。