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ダルビッシュの契約延長は最大6年187億円規模に!? レ軍番記者が見解示す


レンジャーズのダルビッシュ有投手の契約延長に関して、米紙レンジャーズの番記者が最大で6年総額1億8000万ドル(約187億円)にまで上る見通しを示している。地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」電子版が伝えている。

■来季で契約満了となるダルビッシュ、FAなら「市場でトップの存在」に

 レンジャーズのダルビッシュ有投手の契約延長に関して、米紙レンジャーズの番記者が最大で6年総額1億8000万ドル(約187億円)にまで上る見通しを示している。地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」電子版が伝えている。

 今年5月に右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)から戦列復帰した右腕は一時故障者リスト(DL)入りしたものの、復帰後はシーズン最後まで投げ抜き、7勝5敗、防御率3.41をマーク。長期離脱から復帰後の球速アップも話題となり、順調な復活を印象付けた。そんな30歳は来季でレンジャーズとの契約が満了を迎える。ポストシーズン敗退後にはジョン・ダニエルズGMも契約延長交渉に臨む姿勢を見せており、今後の動向が注目されている。

 そんな中、レンジャーズの地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」電子版ではレンジャーズの番記者やコラムニストら専門家による対談を実施。ダルビッシュの去就について分析し、今後の行方を占った。

 そこで大型契約を予想したのは球団の番記者を務めるエバン・グラント氏だった。同記者は「ダルビッシュとの契約延長は今オフの最優先事項となる」と言及。契約規模に関して「僕が思うに、6年、最大で1億8000万ドルといったところだろう」と見通しを語った。

■レンジャーズにとって「ダルビッシュがベストの選択肢」

 2017年が6年契約の最終年となるダルビッシュの来季年俸は1100万ドル(約11億4000万円)。グラント記者が「最大」として予想する条件は年平均3000万ドル(約31億2000万円)となり、メジャーでも屈指の大型契約となる。

 対談では「先発投手に大金を支払うのは決していいアイデアではないと野球界では言われている」との指摘も出たが、同記者は「それは契約した期間で完璧を求められない、という発想に基づくものだね。6年契約を結べば、その間で少なくとも1年は無駄にしてしまうかもしれない。しかし、今オフ市場には最上の先発投手は存在しない。来季FAになれば、彼はFA市場でトップの存在となるだろう。球団有利の契約オプションを保有しているジャイアンツとホワイトソックスが、バムガー(マディソン・バムガーナー)と(クリス・)セールとの契約延長を行わない限りはね。それは起こり得ないだろう」と回答している。

 また、ダルビッシュ側が契約満了と同時にFA市場に打って出てさらなる大型条件を引き出す可能性を指摘するとの見方もあったが、グラント記者はレンジャーズの状況を踏まえた上で「この球団はここ数年で投手の有望株をトレードに出しており、現在ローテーション上位に近いうちに食い込んでくる候補はいない。だから、向こう3年、4年間のことを考えれば、チャンスのあるダルビッシュがベストの選択肢となるはずだ」と分析した。

 田中将大投手が結んだヤンキースと契約は7年総額1億5500万ドル(約161億2000万円)。注目を浴びるダルビッシュの契約はそれを上回り、総額、平均年俸ともに日本人最高となのか。米国内でもその契約規模に大きな関心が寄せられている。

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