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社会人野球

休部となった名門・PL学園高出身の大型遊撃手。中山 悠輝(東京ガス)

「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

中山 悠輝 なかやま・ゆうき
東京ガス
遊撃手・右投右打・185センチ85キロ・1995年5月19日生(21歳)
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この夏で休部となった名門・PL学園高(大阪)出身の大型遊撃手。3年春・夏は対外試合停止処分中だったにもかかわらず高校通算16本塁打を放った長打力も備える。
東京ガス入社1年目は同じ遊撃手だった遠藤一星(現・中日)を手本とし、技術、体力、メンタルなど、社会人野球選手として必要な素養を学習。2年目からは遠藤の中日入団に伴い空いた遊撃手のレギュラーをつかみ取り、都市対抗東京2次予選では10打数8安打、打率.800と大活躍。明治安田生命との第1代表決定戦では、延長11回にレフトスタンドへ勝ち越しの2ランホームランを放つなど、大会最優秀選手賞を受賞した。本大会では初戦で大阪ガスに惜敗したものの、今年のドラフト候補にもあがる好右腕・酒居知史から全国大会初安打を記録。秋には侍ジャパン社会人代表に選ばれてアジア選手権に出場。5打数2安打で3打点を挙げ、日本の銅メダル獲得に貢献した。

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高卒社会人ドラフト解禁年となる今年は13打数2安打に終わった都市対抗までは苦心の時を長く過ごした。が、昨季のフォームをベースにセンター方向を中心にしっかりスイングすることを心掛け、8月にカナダで開催されたワールド・ベースボール・チャレンジに社会人選抜の一員として参加し、先輩たちから数多くのことを吸収したことから考え方もシンプルなものに変化。カナダから帰った直後、8月末の東京都企業秋季大会では8打数6安打。MVPと首位打者賞を獲得するなど、状態は日本選手権を前に状態は急上昇している。この年代で国際経験も積んだ経験は他の高卒3年目と比較しても大きなアドバンテージ。中山は3年間で得たものを発揮しつつ、NPB12球団全てが欲しい人材「右の大砲」への道をひた走る。

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