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メジャー本塁打王のNPB入りはあるのか? MLB球団とも交渉中、米紙レポート


米国内でNPB球団との契約の可能性が報じられた昨季メジャー本塁打王、クリス・カーター内野手(ブルワーズFA)について地元紙がMLB球団との交渉状況をレポートしている。地元紙「タンパ・ベイ・タイムズ」電子版が報じている。

■日本行きの可能性を報じられた昨季41発のカーター

 米国内でNPB球団との契約の可能性が報じられた昨季メジャー本塁打王、クリス・カーター内野手(ブルワーズFA)について地元紙がMLB球団との交渉状況をレポートしている。地元紙「タンパ・ベイ・タイムズ」電子版が報じている。

 30歳の強打者はメジャーで7シーズン目を迎えた昨季、打率.222、41本塁打、94打点をマークし、自身初の本塁打王に輝いた。本塁打だけでなく94打点、76四球もキャリア最多だったが、206三振は自身2度目のリーグワーストだった。

 オフにフリーエージェントとなり、ここまで去就が決まっていない30歳について、米スポーツ専門局「FOX Sports」の名物記者ケン・ローゼンタール氏がこのほど、日本行きの可能性をレポート。同記者によると、カーターの代理人がNPB球団からオファーがあることを認め、「どこかで真剣に考えないと。向こう(日本)も戦力が固まりつつあるから」と話したという。2015年終了後も日本の球団からオファーがあったが、1年250万ドル(約2億8200万円)でブルワーズと契約した経緯も報じている。

■MLB公式サイトなどもカーターの日本行き浮上を速報

 この一報を受け、現地ではMLB公式サイトなどが続々と日本行きの可能性を速報。そんな中、レイズの地元紙「タンパ・ベイ・タイムズ」が同球団とカーターとの交渉状況をレポートした。

 同紙はカーターの代理人がレイズと交渉中であると話したことを伝えつつ、カーターのほかにFAの右打者としてマイク・ナポリやビリー・バトラー、マーク・レイノルズがレイズの補強候補に挙がっていることを伝えている。また、トレードでの補強候補には、C.J.クロン(エンゼルス)やジュリクソン・プロファー(レンジャーズ)も入っているという。カーターとの契約はそれらの選手との交渉も影響するようだ。

 カーターは昨季ロッキーズのノーラン・アレナドと並ぶ41発を放ち、初の本塁打王となったものの、年俸調停で今季年俸が800万ドル(約9億円)を超えると予測されたため、ブルワーズは来季契約を結ばないことを告げ、FAとなっていた。

 一塁とDHの穴を埋めたいレンジャーズも獲得候補に挙げているというカーター。前年度メジャー本塁打王で通算150発の強打者が今季NPBでプレーすることがあるのか。動向が注目される。

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