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侍ジャパン

真砂、平良…一軍キャンプ抜擢の注目若手


 いよいよ今日からプロ野球の春季キャンプがスタートする。各球団の一軍メンバーには、期待の若手選手の名前も多く含まれている。

 15年にトリプルスリーを達成した柳田悠岐に負けない飛距離を誇り、“ミギータ”の異名を持つ真砂勇介(ソフトバンク)がそのひとり。真砂は西城陽高から12年ドラフト4位でソフトバンクに入団。大谷翔平(日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)、鈴木誠也(広島)らと同級生にあたる男は、昨季ウエスタン・リーグで初めて規定打席に到達し、打率.295、7本塁打、44打点、18盗塁をマークした。

 10月に行われた『第1回WBSC U-23ワールドカップ』の日本代表戦に選出。4番打者として、グループステージのチャイニーズ・タイペイ戦で4安打4打点の大暴れ。決勝のオーストラリア戦では本塁打を放つなど、大会通算4本塁打、14打点の成績を残し、同大会のMVPに輝いた。

 U-23で存在感を見せた真砂は、春季キャンプA班スタート。層の厚いソフトバンクの外野陣のレギュラー奪取が期待される。

 山口俊のFA移籍に伴い、人的補償で巨人からDeNAに入団した平良拳太郎も期待がかかる。平良は巨人時代の昨季、4月7日の阪神戦で一軍デビューを飾ったが、一軍登板は1試合のみ。それでも、二軍では6勝2敗、防御率2.31を記録するなどアピールを続けていた。

 今オフ山口をはじめ、日本ハムとのトレードで吉川光夫が加入し、大竹寛、内海哲也など先発を争うライバルが多く、巨人に残っていれば登板チャンスが限られた可能性が高い。DeNAは山口が抜けて先発の枠が空き、競争を勝ち取れば開幕ローテ入りも夢ではない。

 その他、プロ初打席初本塁打を放った広岡大志(ヤクルト)、U-23で好投した本田圭佑(西武)、台湾で行われたウインターリーグで打率.353を記録した溝脇隼人(中日)も一軍スタート。期待の若手たちは、シーズン開幕時に一軍に生き残ることができるか注目だ。