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今季「士気高まる選手」にダル&岩隈ら 米メディアが来季以降の契約に注目


今季「モチベーションが高まる」選手としてダルビッシュ有投手(レンジャーズ)、岩隈久志投手(マリナーズ)らが挙げられている。ESPNが特集している。

■今季契約最終年を迎えるダルビッシュ、活躍次第で170億円以上の契約も?

 今季「モチベーションが高まる」選手としてダルビッシュ有投手(レンジャーズ)、岩隈久志投手(マリナーズ)らが挙げられている。ESPNが特集している。

 今回特集されたのはいずれも2017年シーズン終了後にFAとなる可能性がある選手たち。記事では選手が契約最終年に例年以上のパフォーマンスを発揮する傾向があることを紹介し、2シーズン前には現ダイヤモンドバックスのザック・グリンキー投手ら10選手が大型契約を引き寄せたことを紹介している。

 日本人選手で挙げられたのはダルビッシュ、岩隈の両投手。11年オフに日本ハムからポスティングを経て渡米したダルビッシュは当時、6年総額5600万ドル(約63億円)でレンジャーズと契約しており、今季が最終年となる。記事ではチームメイトのジョナサン・ルクロイ捕手とともに名前を挙げており、「彼らはどちらも30歳を越える年齢となるが、次のオフに最も争奪戦となるべき2人だ」とレポート。ダルビッシュについては活躍次第で新たに1億5000万ドル(170億円)以上の契約を手にする可能性があると分析している。

■岩隈、チェンらの名前も

 また、一定の条件を満たせば2018年の契約が自動延長となるべスティングオプション、球団が選択権を持つ契約延長オプションが盛り込まれている岩隈についても、今季の内容が来季以降の契約を左右することを紹介。記事では1年前にドジャースと契約寸前までいきながらメディカルチェックを経て契約が白紙になったことなどにも触れているが、岩隈自身はマリナーズと再契約した昨季、自己最多の16勝をマーク。防御率は自己ワーストの4.12だったものの199イニングを投げるなど健康面への不安を吹き飛ばしており、新シーズンの活躍が期待される。

 特集ではそのほか、球団が契約延長オプションを持つイチロー外野手や、マーリンズでチームメートの元中日、チェン・ウェイン投手らの今季のパフォーマンスにも注目。チェンは選手に選択権がある契約延長オプションを持っており、18年以降の3年分の契約を延長したければ、今年のワールドシリーズ終了から4日以内に権利を行使しなければいけないという特殊な契約が話題となっている。

 また日本人投手ではヤンキースの田中将大投手も今季終了後に契約を破棄できる権利を有しており、地元メディアではその動向に注目する記事が頻繁に報じられている。

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