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ダルビッシュ、今季の投球回数は139回1/3? 米データサイトが厳しい予測


レンジャーズのダルビッシュ有投手は今季終了後に6年契約が満了し、フリーエージェント(FA)となる。オフには争奪戦になることが予想されるが、“スーパーエース級”の大型契約を手にできるかは、今季の成績にかかっている。

■今季終了後にFAに、自身2度目の200イニング到達が期待されるが…

 レンジャーズのダルビッシュ有投手は今季終了後に6年契約が満了し、フリーエージェント(FA)となる。オフには争奪戦になることが予想されるが、“スーパーエース級”の大型契約を手にできるかは、今季の成績にかかっている。トミー・ジョン手術による長期離脱から昨年5月に戦列に戻り、パフォーマンスがさらに向上するとされている復帰2年目のシーズンで、日本人右腕はどんな成績を残すのか。

 野球専門の米データサイト「ファングラフス」はこのほど、予測システム「ZiPSプロジェクションズ」によるレンジャーズの2017年の成績予測を掲載。同システムは、実際よりもやや“抑えめ”の数字を予測することがほとんどで、ダルビッシュについては2015年シーズンが全休となった影響もあると見られるが、24試合先発でイニング数は139回1/3に終わると算出している。

 ダルビッシュは昨季、17試合に先発し、7勝5敗、防御率3.41の成績を残した。右肩違和感での一時離脱はあったが、復帰初年度としては上々の数字。イニング数は100回1/3だった。今季は2013年(209回2/3)以来の200イニング到達も期待されるが、「ZiPSプロジェクションズ」の予測では遠く及ばないとされている。

■2013年と同様の成績を残せば総額200億円超の契約も?

 また、奪三振数はイニング数を大きく上回る「162」で、奪三振率は27.3%と算出。46四球で被弾数は「16」とやや多めだ。58失点(自責54)で防御率3.49となっているが、果たしてどうなるか。

 ダルビッシュは2年目の2013年にメジャー自己最高成績をマークした。32試合に登板し、13勝9敗、防御率2.83、リーグトップの277奪三振を記録。サイ・ヤング賞の投票では2位(岩隈が3位)に入った。今季、同様の成績を残せば、メジャートップクラスの選手が手にしている年俸3000万ドル(約34億5000万円)超での5~6年契約という総額2億ドル(約230億円)規模のオファーが届くとも言われている。

「ZiPSプロジェクションズ」による成績予測を覆し、“スーパーエース級”の投手であることを証明できるか。レンジャーズを悲願の世界一に導くダルビッシュの快投に期待したいところだ。

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