ロサンゼルス・ドジャースの前田健太が9月21日、サンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発登板して5回を投げ、3安打2失点（自責1）、6奪三振、2四球で16勝目を挙げた。

前田は初回にアンヘル・パガンのタイムリーで先制を許すと、二回にもエイーレ・アドリアンサのソロ本塁打で1点を失う。だが立ち上がりの失点を引きずらず、三回以降は無失点に抑えた。

ダルビッシュ有（テキサス・レンジャーズ）に並ぶ、日本人新人投手トップタイの16勝目がかかっていた前田。初回から強力な打線の援護を受ける。

ヤシエル・プイグの3ランで逆転すると、2死一、二塁から前田にもタイムリーが出て一挙5得点。

ドジャースは前田を五回で降板させ、六回以降はポストシーズンをにらんだ継投。ブルペンも試しながら余裕の逃げ切りを見せた。

前田の勝利にファンからは、「カープも25年ぶりに優勝！マエケンのドジャースにも優勝してほしい」「ここまできたら17勝いきたい」「安定感あるよね。前半で試合を壊さない」「野球にも生活環境にも不慣れな1年目から結果を出すのがすごい」などの声が寄せられている。

強力打線の援護を受け、守備でも好プレーで助けられた前田。今季挙げた16勝を振り返り、「チームに助けられながら勝利を重ねることができた」と謙虚にコメントした。