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Wソックス傘下の20歳右腕が「トレーニングで自身最速177キロを計測」!?

ホワイトソックスの若手右腕が球速110マイル(約177キロ)を記録し、話題となっている。110マイルといえば、アロルティス・チャプマン投手のMLB史上最速記録105.1マイル(約169.1キロ)を遥かに上回るスピードだが、その“真相”は…。

■チャプマンを遥かに上回る? MLB公式サイトが動画も紹介、その方法とは…

 ホワイトソックスの若手右腕が球速110マイル(約177キロ)を記録し、話題となっている。110マイルといえば、アロルティス・チャプマン投手のMLB史上最速記録105.1マイル(約169.1キロ)を遥かに上回るスピードだが、その“真相”は…。

 驚異の数字を叩き出したのは、レッドソックスにトレード移籍したクリス・セール投手の交換相手としてホワイトソックスに加入したマイケル・コペック投手。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「マイケル・コペックがトレーニングで自身最速110マイルを計測」とのタイトルで伝えている。

 記事では「ホワイトソックスはクリス・セールのトレードでマイケル・コペックを獲得した。MLBパイプラインによると、コペックの球速は96~98マイル(約155~158キロ)であり、3桁を記録することもあるという。110は予期しなかったであろうが」と伝えている。

 もっとも、コペックが110マイルを計測したのは、マウンドからの投球ではなく、助走をつけて至近距離のネットに投げ込む練習の中でのもの。「Cut4」ではスピードガンでコペックの球速を測っている様子を収めた動画も紹介しているが、投球後に勢い余って前のめりに転んでしまっている。

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■昨年は公式戦で168キロを計測して話題に

 もちろん、実際の登板では同じように投げることは出来ない。ただ、20歳の右腕は速球派としてすでに名前を知られており、昨年7月にはマイナーの試合で105マイル(約168キロ)を記録したことが地元紙に取り上げられ、大きな話題となっていた。

 記事では「もちらん、彼はマウンドから投げている訳ではない」としつつ、「しかし、1月17日のことである」とシーズンインの遥か前に記録したことにも注目。最後は「今年行われたどの送球よりも7マイル速い。(ホワイト)ソックスファンにとっては大変励みになるだろう」と締めくくっている。コペックはこの日、110マイルを2度記録したという。

 コペックは昨季、マイナーのハイAとローAで計12試合に先発し、4勝1敗、防御率2.08。56回1/3を投げて86奪三振33四球という好成績を残した。本当にチャプマン超えを果たす日も来るかもしれない。

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