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侍ジャパン初選出の北海道日本ハム・上沢が5回1失点&7奪三振!

日米野球第2戦  日本―MLB 1回MLB無死一、三塁、サンタナを空振り三振に仕留めた上沢=東京ドーム【写真提供:共同通信社】ƒ€


 北海道日本ハムの上沢直之が日米野球第2戦に先発し、5回1失点の好投で勝利投手となった。

 立ち上がりにいきなり連続ヒットを打たれて無死1、3塁のピンチとなったが、3番のサンタナ(フィリーズ)をフルカウントからフォークボールで空振り三振に打ち取ると、続くハニガーをサードゴロ併殺打に抑えて波に乗った。2回を全て空振りで三者三振を奪うと、その後は5回にソト(ナショナルズ)の本塁打で唯一の失点を喫したが、5回を投げ切って被安打4、1失点と文句なしの投球を見せた。

 大会前に北海道日本ハムで同僚だった大谷翔平(エンゼルス)からMLB打者の情報収拾をしていたという上沢は、先発投手の球数制限である80球ジャストに近い79球で5回を完了し、先発の責任を見事に果たした。「初回のピンチを切り抜けたことで自分らしい投球ができるようになった」という右腕は、落差の大きいフォークで15アウト中、約半数となる7個の三振を奪うなど、MLB打者を圧倒した。

 プロ7年目の今季は自己初の2ケタ到達となる11勝をマークし、3完封とエース格の存在に成長した上沢。この日の勝利は「會澤さんのリードのおかげ」と謙虚な姿勢で感謝したが、ダルビッシュ、大谷と現メジャーリーガーが名を連ねるファイターズのエースの系譜を継承する快投だった。