昨季、日本ハムの日本一に貢献して退団したアンソニー・バース投手がタイガースを含む複数球団と交渉を持っていると現地記者が伝えた。MLB公式サイトのジェイソン・ベック記者が自身のツイッターでレポートした。

■メジャー復帰目指す29歳右腕、先発希望、救援も視野

　昨季、日本ハムの日本一に貢献して退団したアンソニー・バース投手がタイガースを含む複数球団と交渉を持っていると現地記者が伝えた。MLB公式サイトのジェイソン・ベック記者が自身のツイッターでレポートした。

　同記者は「アンソニー・バースはタイガースを含む5、6チームと交渉していると話した」と報告。同時に、本人は新天地では先発を希望する一方、救援も視野に入れていることもレポートした。これを受け、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーモア」もバースの現状を伝えている。バースはメジャー通算129試合登板で5勝9敗3セーブ9ホールド、防御率4.40の実績がある。

　29歳右腕は来日1年目の昨季、開幕から先発、中継ぎとしてフル回転。37試合登板（先発14試合）で8勝8敗6ホールド、防御率3.65をマークした。日本シリーズでは5試合に登板。6試合シリーズで最多タイの3勝を挙げ、第6戦では適時打も放つ活躍を見せた。

　シーズン終了後には、日本ハムを退団し、メジャー復帰を目指すことを自身のツイッターで報告。その後も、たびたび日本ハムに関するメッセージを書き込み、先日はチャンピオンリングが届いたことを報告。「2016年、日本チャンピオンリング。（プレーする）機会を与えてくれた日本ハムファイターズにあらためて感謝」と綴っていた。