BASEBALL GATE

独立リーグ

走攻守三拍子揃った超攻撃的2番打者 妹尾克哉(香川オリーブガイナーズ)

「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

妹尾 克哉 せのお・かつや
神戸国際大附高→香川オリーブガイナーズ
遊撃手・右投左打・178センチ75キロ
1998年11月18日生(19歳)


 50メートル走5秒9の俊足と、アクロバティックかつ堅実な遊撃守備、そして今季、打率.356で四国アイランドリーグplus首位打者を獲得した打撃と、走攻守三拍子揃った超攻撃的2番打者だ。

 兵庫県明石市で3歳のころから野球に親しみ、明石市立大久保小1年でソフトボールを始め、小学校3年からは明石リトルで硬式野球に転じて、明石市立大久保中ではヤングリーグのニッケレッドシープスでプレーした。

 高校は兵庫の名門・神戸国際大附高に進学。2年春には二塁手を務め近畿大会決勝戦で本塁打を放ち14年ぶり2度目の優勝に貢献するなど、三塁手や捕手などで活躍を続けたが甲子園には手が届かなかった。

 卒業後は「大学に行くより1年でも早くプロに行きたい」と独立リーグへの道を選択する。トライアウトの末、2017年に香川オリーブガイナーズへ入団し、1年目は37試合に出場し打率.224。「緩いボールに対し体を残して打つ」ティーバッティングや体重増加など、1年目の反省を踏まえて取り組んだシーズンオフの強化が今季のリーグで好成績へと繋がった。

 シーズン終盤、後期優勝の愛媛マンダリンパイレーツとのチャンピオンシップ第2戦では「ここで決めるとみんなに言って」サヨナラ打を放つも4試合通じては17打数2安打。続くルートインBCリーグ王者・群馬ダイヤモンドペガサスとのグランドチャンピオンシップでも16打数3安打、第4戦ではMLB152試合登板の左腕アレックス・トレースに3三振を奪われるなど、次に進むうえでの課題も得た。
「周りは『何言っているんだ』と言うかもしれないけど、僕はNPBで活躍してMLBに行きたいと思っている」と高い志をキープし続け、その登竜門たるドラフトの日を待つ。

TBSテレビ「プロ野球ドラフト会議」の番組公式サイト
http://www.tbs.co.jp/baseball-draft/