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スタメン起用に応える大活躍!福岡ソフトバンク・川島が3安打3打点で勝利を呼び込む!

「クライマックスシリーズ」 西武―ソフトバンク第1戦  6回、グラシアルの適時打で生還し、ナインに迎えられるソフトバンク・川島=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの川島慶三が17日、埼玉西武とのCSファイナルステージ第1戦で3安打3打点と打線をけん引した。

 CSファーストステージでは、スタメン出場はなかったものの第3戦で途中出場ながら3打数2安打と存在感をアピールした川島。この勢いに加え、シーズン中の対左投手の打率が.286と高く、相手の先発が左腕の菊池雄星だったこともあり、この試合では「1番・セカンド」でスタメン出場となった。

 第1、第2打席では変化球にタイミングが合わず内野ゴロに倒れてしまう。しかし、第3打席で左腕への相性の良さを見せつける。チームが1対2と逆転と許した直後の4回裏、2死満塁の場面で打席に立った川島は、1打席目に打ち取られた内角のスライダーをコンパクトに振り抜き、レフトへの2点タイムリーヒットを放った。川島の逆転打で勢いに乗った打線は、続く上林誠知、グラシアルにも連続タイムリーが生まれ、相手エースを攻略。その後、川島は第4打席でレフトへのツーベース、第5打席ではライトへのタイムリーを放ち、先発に抜擢した首脳陣の期待に応えた。

 ヒーローインタビューで川島は「3安打をシーズンで打ったことはありません。たまたまです」と謙遜。その一方で、「エース・菊池雄星君が投げてくるので、そこを潰して僕らが勝ち上がるっていうイメージはみんなで持っていた」と力強い言葉を残した。この日の勝利で対戦成績は1勝1敗の五分となった。ベテランらしい勝負強さを発揮した川島が、ファーストステージ突破したチームの勢いをさらに加速させたことは間違いない。