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社会人野球

伸びしろ満載の最速153キロ右腕 齋藤友貴哉(Honda)

「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

齋藤 友貴哉(Honda・投手)
さいとう・ゆきや
右投右打・184センチ91キロ
1995年1月15日生(23歳)


 2018年度の社会人ドラフト候補右腕の中で伸びしろは三本の指に数えられる。柔軟な肩ひじ関節を生かしたオーバーハンドから繰り出す、最速153キロの重いストレートは打者の手元で微妙に動き、スライダーを始め変化球は途中までストレートと同じ軌道を描きながら最後に逃げ、落ち、沈む。

 そんな齋藤だが、山形県東根市立小田島小3年時、いなほスポーツ少年団(軟式)でスタートさせた野球人生は決して日の当たる場所を歩いてきたわけではない。東根市立第二中では軟式野球部と東根ヒーローズ(硬式クラブ)を兼務も大きな実績はなく、山形中央高は1学年上の横山 雄哉(阪神)、同期の須貝 勇哉(元:王子)の陰に隠れ、最後の夏も2試合登板のみ。しかし神奈川・桐蔭学園との練習試合で、たまたまピッチングを見ていた齊藤 博久監督の目に留まり、進んだ桐蔭横浜大で彼の運命は180度転換する。

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 ピッチングフォーム改善、本格的なウエイトトレーニングに着手し、3年時に神奈川大学リーグ初登板。高校時代から球速を10キロ上げ、最速149キロとなった4年春には4勝1敗、防御率1.01で左腕・高橋 拓巳(日本生命)とのダブルエースでリーグ優勝。自身はMVPに輝いた。全日本大学野球選手権でも、優勝した中京学院大を相手に2回3分の2無失点と上々の全国デビューを果たしている。

 ドラフト指名漏れとなり、進んだHondaでも成長曲線は上昇。1年目から都市対抗デビューし、最速152キロをマーク。2年目は3月の東京スポニチ大会準決勝で東芝相手に7回1失点で大会優勝・日本選手権出場の原動力となり、都市対抗南関東予選の第一代表決定戦・日本通運戦で先発を任され7回2失点で勝ち投手となり、大きく評価を上げた。

 都市対抗ではJR四国相手に先発するも自身は5回1失点(自責点0)でマウンドを降り、チームも初戦敗退と悔しい結果に終わった齋藤。今は、都市対抗で得た課題を消化すべく鍛錬を続ける。剛腕の学習と成長はプロの世界でも続いていく。

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