◆ 高橋光、岡本らが新成人

　2017年1月9日は「成人の日」。今年は96年4月2日生まれ～97年4月1日生まれの若者たちが成人を迎えた。96年の野球界を振り返ると、高校野球は今なお伝説として語り継がれる松山商のライト・矢野勝嗣の“奇跡のバックホーム”、プロ野球では巨人が一時首位と最大11.5ゲーム差をひっくり返し大逆転優勝、メジャーでは9月に当時ドジャースの野茂英雄がロッキーズ戦でノーヒットノーランを達成したのがこの年だった。

　そんな96年世代には、高橋光成（西武）、岡本和真（巨人）などがいる。高橋光は高卒2年目だった昨季4勝11敗と大きく負け越したが、チーム3位の118回を投げ、先発ローテーションに定着した。5月26日の楽天戦で、パ・リーグでは田中将大以来8年ぶりに高卒1年目から2年連続で完封勝利を挙げた。

　岡本は昨季、村田修一との三塁のレギュラー争いに敗れ、わずか3試合の出場にとどまった。それでも二軍では、リーグトップの74打点、本塁打はリーグ2位の18本をマーク。オフは、プエルトリコで行われたウインターリーグに参戦し腕を磨いた。

　その他、昨季後半戦に安定した投球を見せた安楽智大（楽天）、3年目の今季レギュラーを目指す浅間大基（日本ハム）、昨季プロ初安打を放った香月一也（ロッテ）などがいる。新成人となった96年世代の選手たちが、今季どのような活躍を見せるか楽しみだ。

◆ 新成人を迎えたプロ野球選手

山下亜門（ソフトバンク／4月5日）
松本裕樹（ソフトバンク／4月14日）
植田　海（阪神／4月19日）
香月一也（ロッテ／4月16日）
戸川大輔（西武／4月29日）
木村聡司（広島／5月6日）
斎藤誠哉（ソフトバンク／5月13日）
清水優心（日本ハム／5月22日）
多田大輔（広島／5月25日）
立田将太（日本ハム／6月4日）
宗　佑磨（オリックス／6月7日）
脇本直人（ロッテ／6月10日）
幸山一大（ソフトバンク／6月18日）
浅間大基（日本ハム／6月21日）
岡本和真（巨人／6月30日）
栗原陵矢（ソフトバンク／7月4日）
桒原　樹（広島／7月4日）
吉田　嵩（中日／7月8日）
石川直也（日本ハム／7月11日）
田島洸成（巨人／7月13日）
藤井皓哉（広島／7月29日）
藤吉　優（中日／8月7日）
高浜祐仁（日本ハム／8月8日）
佐野皓大（オリックス／9月2日）
古沢勝吾（ソフトバンク／9月5日）
堀内汰門（ソフトバンク／9月16日）
山田遥楓（西武／9月30日）
岩下大輝（ロッテ／10月2日）
飯塚悟史（DeNA／10月11日）
小野　郁（楽天／10月23日）
安楽智大（楽天／11月4日）
山川晃司（ヤクルト／11月15日）
斎藤綱記（オリックス／12月18日）
柿木映二（ソフトバンク／1月6日）
八百板卓丸（楽天／1月17日）
太田賢吾（日本ハム／1月19日）
鈴木　優（オリックス／2月5日）
高橋光成（西武／2月3日）
亀井塔生（DeNA／2月19日）
塹江敦哉（広島／2月21日）
向谷拓巳（楽天／2月24日）
百瀬大騎（DeNA／3月11日）
笠谷俊介（ソフトバンク／3月17日）

新成人＝96年4月2日生～97年4月1日生