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プロ野球

恩返しの2発!読売巨人の若き4番・岡本が3割30本100打点を達成!

阪神―巨人25  阪神に勝利し声援に応える巨人・岡本=甲子園【写真提供:共同通信社】‰€


 読売巨人の岡本和真が2本塁打を放ち、チーム2年ぶりとなるクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。

 勝てば3位が決まる試合で、2本塁打3打点と4番の役割を果たした。中盤までは一進一退の攻防となったが、岡本は初回に2死2塁の場面でセンターフライ、1点ビハインドの3回には1死満塁のチャンスで見逃し三振とブレーキになっていた。「1打席目、2打席目と先制、逆転のチャンスで打てなかった」という岡本は、同点で迎えた7回の第4打席に、先頭打者で「なんとか食らいついていこう、塁に出ようと思って食らいついていこうと思った」という打球は、レフトスタンドに飛び込む勝ち越しの一発となった。続く8回にも、2打席連続となるダメ押しの2ランを放ち、チームの勝利を決定づけた。この本塁打でシーズン100打点に到達し、4番打者として3割30本100打点を記録したが「そういうことは考えず、1球1球大事にいった」と、数字にこだわることはなかった。

 自らを4番打者として抜擢し、打てない時も我慢の采配を続けた高橋由伸監督は、今季限りでの退任が決まっている。「オープン戦からずっと使ってもらっていたので、なんとか期待に応えたいと思っていた」という言葉通りの成績で、監督に恩返しはできた。レギュラーシーズンは終了したが、2年ぶりのCSの舞台が今週末に迫っている。「なんとか勝ち抜いて、日本一を目指して頑張りたい」という4番の意気込みで、チームは3位からの下克上を目指す。