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森下暢仁の逆転打&添田真海リーグ戦初本塁打など打線がつながった明大が先勝!【東京六大学野球-東京大vs明治大 1回戦】

12安打12得点の明大が12対3で東大に逆転勝ち。
3点を追う4回、四球と敵失で無死二、三塁のチャンスを作ると、平塚大賀内野手(4年・春日部共栄)のタイムリーと併殺崩れの間に1点を奪い3-2と1点差に。さらに森下暢仁投手(3年・大分商)が右中間への2点タイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。明大打線の勢いは止まらず、代打・佐野、渡辺佳明内野手(4年・横浜)などでこの回6安打を集中し、一挙8得点。

4回に逆転二塁打を放つ明大・森下暢

6回には添田真海外野手(3年・作新学院)の2ランで加点し、7回にも2点を奪うなど12安打12得点と大勝した。
先発した森下暢は初回こそ3ランを含む4安打を浴びたが、以降は無安打に抑え6回4安打3失点と立て直した。
9回は公式戦初登板となる中村希生投手(4年・仙台三)が、東大打線を三者三振に抑えるピッチング。善波達也監督が「あっぱれだった」と笑顔で称えた好投で試合を締めた。
明大はここまで1勝4敗1分で勝ち点はなし。19人が出場した試合で9月23日以来となる白星を掴み取った。

明大・添田のリーグ戦初本塁打が大きな追加点となった

東大は初回、1死から連打でチャンスを広げると4番・三鍋秀悟捕手(4年・川和)のライトスタンドへ飛び込む3ランで先制。だが4回に小林大雅投手(3年・横浜翠嵐)が捕まり、逆転を許す。明大の継投の前に追加点を奪えずに白星はならなかった。

東大・三鍋はリーグ戦初本塁打も勝利には結びつかなかった

◎明大・森下暢仁投手
「初回はストレートが浮いたり引っかかったりしていた中で、スーッといったボールがホームランになってしまいました。最悪な立ち上がりで、これ以上打たれたくなかったので『もう打たれないんだ』という気持ちでその後は投げました。次は立ち上がりにこうならないように、チームに流れを持って来られるようにしたいです」

★東京大vs明治大1回戦
東大 300000000=3
明大 00080220X=12
【東】●小林大、宮本、奥野、松田-三鍋
【明】○森下暢、竹田、中村-清水風、西野
本塁打:明大・添田(7回2ラン)
東大・三鍋(1回3ラン)
※明大1勝

文・写真=山田沙希子