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プロ野球

7回1安打の快投劇!横浜DeNA・濵口が完全復調の4勝目!

阪神―DeNA23  7回無失点で4勝目を挙げたDeNA・浜口=甲子園【写真提供:共同通信社】


 横浜DeNAの濱口遥大が1日の阪神戦に先発し、7回無失点の好投で4勝目を挙げた。

 7回を投げて打たれた安打はわずか1本。キレのあるチェンジアップを武器に9つの三振を奪った。初回に1死から森越に四球を与えて走者を出したが、続く福留を三振ゲッツーに打ち取って流れに乗った。「いつも(伊藤)光さんが盗塁もそうですし、ワンバウンドもしっかり止めてくれるので、思い切って投げることができている」と捕手に感謝した濱口は「しっかりと先頭バッターからアウトを取って、自分のリズムで投げることができた」という言葉通り、7イニング全てで先頭打者を打ち取った。福留を三振に取ったチェンジアップは「コントロールはあまり良くなかった」という自己評価だったが、「しっかりと緩急をつけながら、大胆に攻めることができた」と胸を張った。

 昨季、ルーキーイヤーで2ケタ勝利をマークし、今季は今永や石田らとともに先発左腕王国と期待されたが、前半戦は未勝利に終わり、ようやく初勝利を挙げたのはオールスター明けの7月25日だった。その後も勝てない試合が続いたが、8月24日の東京ヤクルト戦で2勝目を挙げて以来、この日の勝利まで自身3連勝をとなった。「こういう大事な時期で、チームが勝ったということが一番嬉しい」と笑顔を見せた濱口。熾烈なCS争いを繰り広げている巨人が敗れたため、横浜DeNAが3位に浮上した。濱口は「チームの雰囲気はすごくいいし、野手の方がたくさん打ってくれて今日も援護してくれた。いい流れで明日からも戦っていきたい」という2年目左腕の復調は、2年連続CS進出を狙うチームの大きな力となる。