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再び好投!オリックスの高卒2年目・榊原がプロ初勝利お預けも「成長を感じました」

オリックス―日本ハム24  日本ハム戦で力投するオリックス・榊原=京セラドーム【写真提供:共同通信社】ƒ€


 オリックスの榊原翼が26日の北海道日本ハム戦でプロ2度目の先発登板。初勝利はお預けとなったが、6回を4安打2失点の好投で勝利に貢献した。

 終盤に逆転に成功し、最後は守護神・増井浩俊が締めて3対2で勝利したオリックス。この試合の殊勲者は、7回に反撃開始のタイムリーを放った安達了一と8回に逆転打を放った中島宏之だが、しっかりと試合を作った高卒2年目右腕の働きも見逃せないものだった。

 9月17日の札幌ドームでの前回登板でプロ初先発のマウンドに上り、白星こそ付かなかったが5回を1安打無失点の好投を披露。その時と同じ対戦相手だったこの日は、初回三者凡退スタートも、2回に清宮幸太郎にタイムリー3塁打を許した後に犠牲フライで2失点。決して調子は良くなかった。だが、続く3回のピンチを凌ぐと、4回、5回、6回と無失点に抑えて先発の役割を全う。福良淳一監督は「5回無失点の前回よりも、少し変化球が高めにいってしまっていたが、悪いなりに粘ってくれたね。バラ(榊原)の成長を感じました」と褒め称えた。

 榊原本人は「すごく悔しいです。今季最後の登板だったので勝ちたかった。悪いなりに試合は作れたのは良かった。味方が点を取ってくれるまでねばらないと」と反省の弁も、「でっも、シーズン終盤に先発を経験できたのは大きいですね」と確かな収穫を実感。育成入団から今季開幕前に支配下登録され、そこから急成長を続ける20歳。来季は新体制に切り替わる予定のオリックスだが、その中での榊原の立ち位置が今から楽しみだ。