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プロ野球

各球団の7番打者はどうだった?


◆ 日ハム・レアードが7番で16本塁打

 確実性がないが長打力のある選手、打撃は得意ではないが守備を売りにする選手、将来を期待する若手選手などが務めることの多い7番打者。

 今季の各球団の7番打者をみると、チームの勝利に貢献する働きをした選手が多かった印象だ。6番でもチーム最多スタメン出場だった日本ハムのレアードは7番でも、45試合に出場し、打率.293、16本塁打、43打点の成績を残した。ちなみに今季本塁打王に輝いたレアードだが、クリーンナップを務めたのは5番で出場した10試合のみ。5番では打率.122と苦しみ、6番、7番といった下位の打順で力を発揮した印象だ。

 また、25年ぶりにリーグ優勝を達成した広島は、安部友裕がチーム最多の52試合に出場。『7番・三塁』でスタメン出場した5月26日の巨人戦では、決勝の犠飛を放ち、試合後のヒーローインタビューでは「人生初のお立ち台ということで、広島で勝ちたいと思っていましたし、その気持ちが叶って本当に良かったです」と力強く話した。

 層の厚いソフトバンクは昨季まで3年連続打率3割を記録した中村晃、ロッテは遊撃手のベストナインに輝いた鈴木大地、巨人はかつて4番を務めていた村田修一がチームで最も多く7番を打っている。

 その他、各球団の7番打者の成績は以下の通り。

◆ 各球団の7番打者の成績
※7番での成績のみ
【日本ハム】
レアード
45試 率.293 本16 点43

【ソフトバンク】
中村晃
49試 率.286 本3 点14

【ロッテ】
鈴木大地
53試 率.297 本3 点26

【西武】
炭谷銀仁朗
28試 率.163 本0 点3

【楽天】
島内宏明
19試 率.276 本2 点9

【オリックス】
大城滉二
20試 率.242 本0 点2

【広島】
安部友裕
52試 率.279 本5 点30

【巨人】
村田修一
51試 率.324 本5 点13

【DeNA】
倉本寿彦
36試 率.286 本0 点7

【阪神】
北條史也
19試 率.270 本0 点8

【ヤクルト】
大引啓次
31試 率.243 本1 点10

【中日】
堂上直倫
90試 率.250 本5 点35