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プロ野球

首位攻防天王山で40号到達!埼玉西武・山川が2本のアーチで勝利に貢献!

 西武―楽天23  1回西武1死二塁、山川が左越えに2ランを放つ=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武の山川穂高が、15日の福岡ソフトバンク戦で1試合2本の本塁打を含む3打点の活躍でチームを勝利に導いた。

 3ゲーム差で迎えた首位攻防第1ラウンド。前日のお立ち台で「エグい試合になると思いますが、頑張りたい」と意気込んだ山川は、この日も「4番・ファースト」でスタメン出場した。第1打席、第2打席は四死球での出塁となったが、迎えた5回の第3打席で、山川のバットが火を吹いた。3番・浅村栄斗の3ランでリードを4点に広げた直後、「どさくさに紛れて打とうと思っていた」という打席で、初球の真ん中に甘く入ったフォークをフルスイング。打球はバックスクリーン横に飛び込む第39号ソロとなった。さらに8回の第5打席では、2死2塁の場面で高めのスライダーをレフトスタンドへ運ぶ第40号2ラン。チームでは2011年の中村剛也以来の大台到達を決めた。

 主砲の爆発もあり、チームは12安打11得点で圧勝。ゲーム差を4.5に広げた。2日連続のお立ち台となった山川は「この大勢のお客さんの前で40本を決めれたこと、あと、久米島からおじいちゃん、おばあちゃん来ているので、その前で40本決めれたのをうれしく思います」と、40号達成を喜んだ。

 10年ぶりのリーグ優勝へ重要な戦いが続く中で、4番が結果を出すことはチームに勢いを与える。「明日も勝ちます!」と高らかに宣言した主砲のバットから目が離せない。