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プロ野球

マジック「6」への先制弾!広島東洋・松山が勝負強さを発揮!

広島―DeNA21  2回、先制ソロを放ちナインに迎えられる広島・松山=マツダ【写真提供:共同通信社】


 広島東洋の松山竜平が13日の横浜DeNA戦で先制点となる12号本塁打でチームを勝利に導いた。

 両チーム無得点で迎えた2回、先頭打者として打席に入った松山は、相手先発・飯塚の2球目のカーブをライトスタンドへ運んだ。「初球もカーブだった。1球見せられた時点でまだあるかなと思ったが、続けてきたので、思い切って振った」という松山。「いい感触だった」という打球はスタンドまで届き、先制のソロ本塁打となった。「積極的にいった中で、いい結果になってよかった」と笑顔を見せた。

 今季はプロ入り後、初の規定打席に到達し、打率3割をキープ。シーズン序盤に鈴木が離脱した際には4番を打ち、クリーンアップを任される強打で、相手のマークも厳しくなっている。「内、外と投げ分けられて、難しい部分も多いが、自分らしくどんどん振っていくことを心がけている」と、気後れする様子はない。「多くの打席が回ってきて、その経験が生きている」と進化する左の大砲は「チームが勝つために、クリーンアップの存在は大きいので」と、主軸打者としての自覚も芽生えている。

 丸と鈴木の3、4番がクローズアップされる打線で、長打力と勝負強さを誇る松山の存在がリーグ最強打線に欠かせないスパイスとなっている。