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東明が2年ぶりの復活星!オリックスが首位・埼玉西武に圧勝!

オリックス―西武25  今季初勝利を挙げ、ファンとタッチを交わすオリックス・東明=ほっともっと神戸【写真提供:共同通信社】


 オリックスが7対0で首位・埼玉西武に大勝。先発の東明大樹が5回3安打無失点の好投で2年ぶりの復活勝利を挙げた。

今カードの今季最終戦。オリックスが連敗を3で止めるとともに、Aクラス入りへ最後の望みをつないだ。打線が14安打7得点を奪って首位チームを圧倒した一方で、オリックスにとっての最大のトピックスは先発した東明の復活だった。

2016年3月30日以来の勝ち星となったが、東明はこの間に2度、肘の手術を受けている。術後の足取りは遅々としたものだった。最初の手術では痛みが引かず、2度目の後は、肘の微妙な感覚が戻らなかった。それでも、現状の肘の感覚に自分の投球スタイルを寄せてゆく形でファームのローテーションを守りながら調整を続けてきた。

過去3度の1軍登板では、80球を目安の投球数中で、勝ち星こそつかなかったものの、いずれも先発の責任回数5回を全うして試合を作ってきた。そして、この日の勝利。「2年半という時間は長かったけれど、投げられるようになったことが一番嬉しいです。今日のウィニングボールはちゃんともって帰ります」と東明は喜びを隠さなかった。

試合後の福良淳一監督も「東明が素晴らしかったね。ちゃんと相手打者と勝負できていた。チームメイトのなんとか東明を勝たせようという気持ちも伝わってきましたし」と右腕の復活を喜んだ。明後日からは、CS進出に向けて、最後の望みをかけての対北海道日本ハム4連戦。「今日のような試合ができれば」と、指揮官の目は次なる戦いに向けられていた。