９回、逆転２点打を放ちガッツポーズの中日・アルモンテ＝甲子園【写真提供：共同通信社】‰€

　中日のアルモンテが11日の阪神戦で先制本塁打＆逆転タイムリーで計5打点の大活躍。チームを今季最長タイの5連勝に導いた。

　頼りになる男だった。初回、2死1、2塁で迎えた第1打席で、阪神の先発・メッセンジャーと甘く入ったスライダーを捉えてセンターバックスクリーンへ豪快3ラン。「打った瞬間に手応えはあった。入ると思った」と納得の今季13号ソロでチームに先制点をもたらすと、その後チームが逆転を許したが、1点を追う土壇場の0回2死満塁の場面では、「とても集中していた。とにかくストライクゾーンに来た球を打とうと思っていた」と阪神の守護神・ドリスの154キロの速球をセンター前へ。起死回生の逆転の2点タイムリーとなった。

　自身の2安打5打点の活躍で、チームは5連勝。「とてもいい流れに来ているけど、まだまだ試合は続く。最後の最後まであきらめず頑張って戦っていきたい」とアルモンテ。来日1年目で開幕から打棒を発揮し、5月終了時点で打率.365の高打率を残していたが、左手首を痛めた影響もあって6月に月間打率.209、7月も打率.220と低迷。だが、ここから底力を発揮し、8月に月間打率.310と再び状態を上げると、9月は9試合を終えて35打数14安打で、打率4割ちょうど。奇跡の逆転CS進出へ向けて暴れ続けるつもりだ。