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”後輩”から決勝の一発! 北海道日本ハム・淺間が今季第3号で勝利に貢献!

楽天―日本ハム21  2回日本ハム2死一塁、浅間が右越えに勝ち越し2ランを放つ=楽天生命パーク【写真提供:共同通信社】


 北海道日本ハムの淺間大基が、9日の東北楽天戦で決勝点となる2ランホームランを放った。

 ルーキーイヤーから高い潜在能力を発揮するも、なかなか1軍定着ができなかった淺間。外野の選手層の厚さもあり、今季も開幕1軍を残してしまう。そんな中、2軍でしっかりと成績を残し7月29日に1軍昇格。即スタメンを果たすと、その後もスタメン出場する試合が増えていった。

 この日は「1番・ライト」で2試合ぶりにスタメンに名を連ねた淺間。2回の第2打席で持ち前のシュアなバッティングが炸裂する。2死1塁の場面で打席に入った淺間は、横浜高校の後輩でもある藤平尚真の投じた2ボールノーストライクからの3球目のストレートをジャストミート。高く上がった打球は、ライトスタンドへ飛び込む逆転の2ランとなった。淺間は、8月24日の試合でも、藤平からホームランを放っており、3本中2本が同じ投手という相性の良さを見せた。チームは、この2点を3人の投手リレーで守り抜き3対1で勝利した。

 ヒーローインタビューで淺間は、「少し詰まって上がりすぎたかなと思ったんですけど、多分、風にも乗ってくれて、本当に入ってよかったです」と、決勝ホームランを振り返った。チームは、6日に発生し甚大な被害を残した北海道胆振東部地震後初の勝利。「野球ができているだけで幸せなので、勇気を与えられるように頑張るだけ」と語った淺間が、今後も北海道のファンへ明るいニュースを届けてくれるはずだ。