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復帰後初アーチ!読売巨人・坂本が今季14号逆転2ランを含む3安打!

阪神―巨人22  5回巨人1死一塁、坂本勇が右越えに逆転2ランを放つ=甲子園【写真提供:共同通信社】


 読売巨人の坂本勇人が8日の阪神戦で逆転本塁打を含む3安打2打点の活躍を見せた。

 阪神先発・小野に4回まで無得点に抑えられ、1点ビハインドで迎えた5回。1死から投手の菅野が安打で出塁し、続く坂本がライトスタンドぎりぎりに飛び込む逆転2ランを放った。「(菅野)智之がなんとか出塁してくれたので、いい形でつなげられればいいと思っていた」と打席に入った坂本は、2球目の外角ストレートをフルスイングした。「いい形でしっかり自分の強いスイングができた」と高々とライト方向に上がった打球は「甲子園だったので入らないと思って走ったが、風も多少吹いていたので。最高の結果になってよかった」と、試合をひっくり返す本塁打となった。

 この一発で勢いづいた打線は、さらに岡本、ゲレーロの本塁打攻勢で、この回一挙6点を奪って試合を決めた。この一発で30本塁打に到達した岡本は、巨人の高卒4年目、22歳以下の選手では、2010年の坂本以来となる快挙となった。「僕なんかよりも、ホームランバッターのすごい才能を持っているので、本当に頼もしい」と後輩を賞賛した坂本は「なんとか(岡本)和真にいい形で回せればいいと思って、今は1番を打っている」と、若き4番への信頼感を示した。

 CS争いの直接対決に勝利し、4位阪神とのゲーム差を2に広げたが、残り試合数が阪神より10試合少なく、決して有利な状況は言えない。残りは17試合、チームリーダーは「なんとか1試合でも多く勝ち星を重ねて、他のチームにプレッシャーをかけられるように、チーム一丸となって戦いたい」と、2年ぶりのCS進出を誓った。