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史上初のG戦デビュー4戦4勝!横浜DeNAのルーキー・東が2ケタ10勝到達!

巨人―DeNA21  両手で10勝目をアピールするDeNA・東=富山 【写真提供:共同通信社】


 横浜DeNAのルーキー・東克樹が5日の読売巨人戦で6回2失点の好投を見せ、2ケタ10勝目を挙げた。

 前回8月30日の中日戦で7回4安打無失点の快投で9勝目を挙げた左腕。この日は立ち上がりが不安定で、1回2死1、2塁、2回無死1、2塁のピンチを背負う。何とか無失点で切り抜けたが、3回には岡本和真に逆転2ランを許す展開となった。だが、「全体的に最初はダメだったんですけど尻上がりに良くなった。それが良かったかなと思います」と本人が振り返った通り、4回を3者凡退に仕留めると、5回1死1、2塁の場面では必殺のチェンジアップでショートゴロ併殺打。「試合のターニングポイントかなと思った。狙い通りにゲッツーを取れてうれしかった」と力強いガッツポーズでチームの士気を上げた。

 最終的に6回を6安打2失点、計8奪三振で今季のルーキー一番乗りでの2ケタ10勝目をマークした。「ひとつの壁を超えることができた。まだ試合が残っているので気を引き締めてまた勝てるように頑張っていきたい」と気合を入れ直した東だが、この日の勝利で新人王はほぼ確定。加えて、読売巨人を相手に初対戦から4戦4勝というのはルーキーではプロ野球史上初の記録となり、「小さい頃からファンだった球団なので、それに勝ててすごくうれしい。歴史に名を刻めたのはすごくうれしく思います」と笑顔を見せた。

 「まだ試合は残っている。まだ誰も諦めていないので、これからも頑張って行くので応援よろしくお願いします」と締めくくったルーキー“Gキラー”左腕が、チームを逆転でのCS進出に導くかもしれない。